三条市議会 2019-06-21 令和元年第 2回定例会(第5号 6月21日)
また、西潟為蔵氏は日本の自由民権運動の中枢を担った人物で、残された資料は自由民権運動研究の第一級史料ばかりです。国会図書館の憲政記念館にその複写はありますが、西潟家の蔵に実物が保管されています。皆さんがよく御存じの元百円札の板垣退助さんの直筆の手紙など、本当にいろんなすばらしい自由民権運動にかかわる貴重な文献がそろっております。
また、西潟為蔵氏は日本の自由民権運動の中枢を担った人物で、残された資料は自由民権運動研究の第一級史料ばかりです。国会図書館の憲政記念館にその複写はありますが、西潟家の蔵に実物が保管されています。皆さんがよく御存じの元百円札の板垣退助さんの直筆の手紙など、本当にいろんなすばらしい自由民権運動にかかわる貴重な文献がそろっております。
古くは明治時代に自由民権運動、国会開設運動の中心となり、1890年の第1回衆議院議員総選挙当選以来、国政、県政の第一線で活躍され、新潟日報社創設にもかかわったとされる西潟為蔵氏、それから大正末期から昭和中期にかけて三条市長や県議会議長を歴任され、特に大きな病院の建設や笠堀ダム建設に代表される上水道整備などに尽力された渡辺常世氏、商人のまち三条から全国あるいは海外に向けても大きな足跡を残された経営者の
あわせて、前島密を輩出した私塾、文武済美堂の創設者である倉石どう窩の顕彰碑、自由民権運動にかかわった活動家の墓碑や高田事件の記念碑、さらには日本スキー発祥記念館など金谷山周辺に点在する幕末から明治期の歴史遺産も加えながら、博物館学芸員が解説を行うなど工夫してまいります。
また、それに限らずその後の高田での自由民権運動の運動にも影響を与えたなど、倉石どう窩は上越近代化の礎を築いた一人と言っても過言ではありません。しかしながら、その存在はほとんど忘れられています。今幸いなことに郷土の偉人を顕彰するという機運が高まっていると私は見ておりますが、この倉石どう窩についてもさらなる顕彰があってしかるべきだと考えるが、いかがでしょうか。
明治維新以後、明治の自由民権運動、大正デモクラシー、立憲政治の歩みはわずか100年ちょっとであります。議会政治の母と言われるイギリスでは600年からの歴史がありますので、比べるのも何だと思います。しかし、今激動の世界にあって、地方議会の真価が問われています。 最近の議会での議員の発言で気になることは、陳情型、お願い型がやたらと目につくことであります。